体の中にも水害が起こる
“胃腸は健康のバロメーター”といわれるように、健康を維持するためには、「胃腸」の調子を整えることが欠かせません。ところが、胃腸はデリケートな臓腑で、特に、夏場になると暑さの影響で胃腸のトラブルに悩む人が増えてきます。
夏の胃腸トラブルは、大きく次の3つに分けることができます。1つは、水分の摂り過ぎによる胃腸疾患です。夏は暑さのために、冷たい飲み物や生ものなどを摂る機会が多くなります。冷たい飲食物を多く摂るようになると、体が冷やされ、体内の水分量は多くなります。漢方では、胃を冷やすことは消化機能を低下させる大きな原因になる、と考えています。自然界では、長雨や台風、寒冷による「冷害・水害」が人びとを苦しめますが、同じことが体の中でも起こっています。秋になっても夏に痛めた胃腸がなかなか回復しないことがあります。
つかえ、朝起きたときに便がゆるく下痢気味になる、体が重だるく顔がむくむ、といった症状を引き起こします。こうした「飲み過ぎ・食べ過ぎ」による胃腸症状に用いられるのが消化不良を整え健胃の働きがある「平胃散」に、水分代謝をよくする「五苓散」を加えた漢方薬の胃腸薬です。夏場の胃腸症状には最適な漢方薬です。
特に、ふだん消化剤をよく飲んでいるような方にお奨めします。
2001年08月30日 11:03




