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漢方コラム

年末年始に向かって飲み過ぎ食べ過ぎに注意

今月は、年末の宴会シーズンを控え、特に「飲み過ぎ・食べ過ぎ」がもたらす生活習慣病について考えてみました。

飲み過ぎというと真っ先に思い浮かぶのは、肝炎や肝硬変などの肝臓の病気ですが、最近では、グルメ時代を反映してか「脂肪肝」が増えているといわれます。脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪などがたまり、肝臓全体が腫れて肥大してくる病気です。

脂肪肝を作る最大の原因は、食べ過ぎ(特に脂肪)による肥満とアルコールの飲み過ぎ。食事を通して取り入れられた栄養素は、脂肪かグリコーゲンに変化し蓄えられます。しかし、貯蔵量には限度がありますから、摂取エネルギーが増えると、脂肪の量が増え肝臓にも脂肪がたまってしまいます。

酒は百薬の長といわれているように、適量を守っていれば肝臓もそれほどダメージを受けることはありません。しかし、いくら適量を守っていても、毎日飲みつづけていれば悲鳴をあげてしまいます。脂肪肝からただちに肝硬変に移行することは少ない、といわれますが、血中の脂肪が高い状態が続くと、肝臓だけでなく心臓や血管系にも悪影響を及ぼします。肝臓は「沈黙の臓器」といわれるように、驚くほど忍耐強く、多少の異常があっても症状はあまり現われません。しかし、肝臓がひとたび沈黙を破ったときは、すでに手遅れともなりかねませんから、できるだけ早く対処することが大切です。

脂肪肝や慢性肝炎でよく見られる訴えは、「疲れやすくなった」「だるい」「やる気が起きない」「朝起きるのがつらい」といった全身の疲労症状です。こうした病気のサインを見落とさないように、早めの治療をしていただきたいと思います。

2001年11月30日 11:05

 
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