こどものアトピーで悩んでいます。よく効く漢方がありましたら教えていただきたいと思っています。また注意すべき点等ありましたら教えてください。

子供さんがアトピー性皮膚炎でお悩みとのことですが、私の所にもたくさんのアトピーのお子さんがお見えになります。
アトピーに使う漢方薬はたくさんあります。たくさんあるというのは体質と皮膚の状態で使う漢方薬が違います。
例えば、皮膚が乾燥してカサカサか、逆にいつもジクジクしているか、体質的には暑がりか冷え性か等、その方の体質が解らないとどの漢方薬が合うか解りません。
こちらにお出でいただくのが一番良いのですが遠くて来られないという方はお電話でも結構です。
もちろん電話相談は無料です。
アトピーで注意することは、何かアレルゲンとなる物が解れば除去する事です。
仮にハウスダストであれば絨毯、ぬいぐるみ、小鳥等です。換気をよくして、掃除機をこまめにかけると良いでしょう。
漠然として、答えになっているか解りませんが、もっと細かいことがお知りになりたい時は直接お電話下さい。

自律神経失調症への対応は?

自律神経失調症というと、とかく女性特有の病気と思われがちですが、最近は女性よりも男性の相談が多い、それというのも、この情報化時代に於いて日々ストレスがたまってきているのが原因です。
気持ちをコントロールする余裕さえない毎日を送っている人がいかに多いか、驚きですね。
症状として頭痛、不眠、動悸、肩こり、食欲不振などほぼ全身的に様々な症状がでてきますが、種々の検査に異常がないのが特徴です。
漢方では体質症状をお聞きして、漢方薬を選定します。
漢方薬選定には体質、症状、家庭環境その方の訴えをよく聞き、体のアンバランスを整え体調を元に戻します。
漢方は同じ症状でも一人一人合う漢方薬が違います、オーダーメードの薬です。

五月病ってなんですか?

新年度、新学期になり新しい職場や学校で適応困難を起こす場合を「五月病」と言います。
これは新しい職場学校での対人関係や、仕事に慣れる事ができずに、焦り不安それがストレスとなりうつ状態となり朝学校に行くときに腹痛、不登校状態又会社に行くのが億劫になるような症状です。
他に「木の芽時」といい、季節の変わり目の気温や気候の変化に順応できず体調を崩す方があります。

ストレスへの対応は?

ストレスとは生体が外界から受ける刺激の事で日光、寒冷、強い光、騒音等の物理的現象や言動対人関係、怒り、不安等の情緒もストレスとなる。過剰なストレスが長時間かかると女性では内分泌系で卵巣の異常、生理不順等婦人科系の症状がでる、続いて免疫系がやられると風邪や花粉症などのアレルギー疾患がでやすくなり、自律神経系では頭痛、不眠、動悸、肩こり、食欲不振などほぼ全身的に様々な症状がでてきますが種々の検査に異常がないのが特徴です。

  • 東洋医学では
    漢方では体質症状をお聞きして「証」を決定する、この「証」に対する薬方が公式的に決めてあって、キーアンド・ロック方式で漢方薬が選定されます。これを漢方では「随証治療」と言います。
    漢方固有の病理概念に「気」「血」「水」が有ります。気とは働きだけがあり目に見えないもので「血」と「水」を動かす力です。
    「気」の働きが障害されると「血」と「水」の動きが悪くなり停滞するようになります。
    「気」の異常により「血」の停滞を起こし「血」を生じるそこで漢方では気の働きを良くする桂枝、生姜、薄荷等の「気剤」を主にし血の停滞をなくす漢方薬を選定しています。
  • 漢方薬では
    加味逍遥散
    薄荷、生姜、山梔子、牡丹皮、当帰、柴胡、芍薬、白朮、茯苓、甘草
    婦人のイライラ、不眠、精神不安生理不順、月経痛肩こり、めまい、頭痛等の更年期障害 漢方の古典に「この処方は婦人一切の申し分に用いてよく効く」と書かれています。
    柴胡加竜骨牡蛎湯
    桂枝、生姜、大黄、黄金、柴胡、人参、半夏、茯苓、竜骨、牡蛎、大棗
    神経過敏で物事に驚いたりおびえたり動悸する神経質な人不眠、イライラ、精神不安 神経質な子供の夜泣き等
  • 生活面での対応
    昔から「気のせい」とか「病は気から」「気を使う」と言うように精神的な面が、かなり作用するので気の発散、気持ちの切り替えを適切に行うことが大切です。 良く言われていますが、次のような点にご留意ください。

    1. 自分の性格を認識する
      自分の性格を客観的に判断して、その上で周囲に対し自分の対処法を考える。
    2. 家族や友人と話をする
      悩みや不安な事を一人で考えずに家族や友達に話して早く解決する、又会話により気の発散をする。
    3. 仕事と余暇をはっきり区別する
      仕事のストレスを家庭に持って帰らない(気持ちの切り替え)休日は趣味等で仕事を忘れリフレッシュする。
    4. 規則正しい生活を心がける
      自律神経は一定のリズムに従って機能しますから、生活が乱れると自律神経も乱れます。??? なるべく規則正しい生活をこころがけてください。
    5. 専門家に相談する
      症状がでたときは専門家に相談して適切なアドバイスを受けます。

医食同源て何ですか?

中国の食に対する思想を現した言葉に「医食同源」「薬食一如」「食即薬」等があり中国では「薬と食物は同じ源から発している」とし食物療法を食養といい、それに漢薬を加味したものを薬膳といい日常の食物管理を重視してきた。
その基礎理論が陰陽五行説である、古代中国では宇宙自然界のすべての物質や現象を五行に配当し、五行の配当表を完成した。

薬味の意味を教えてください

五行説は知らなくとも五つの味の調和がよいときが料理がおいしいと我々の先人達が気づきましたこれを「塩梅」がいいと言います。(お寿司の酢と甘味と塩の加減)
例えば甘味のぜんざいを食べるとき塩味の塩昆布と辛味の山椒又辛味のお酒の肴には酸味と塩味が添えられる。
薬味(香辛料:血行促進・食欲増進・防腐作用・発散作用・脂肪タンパク質の分解)
肉魚のタンパク質は血となり肉となるたいへん栄養のある食べ物ですが反面腐敗し易い特に36~37度の体内に入れると腐敗発酵の好条件となります。
そこへ刺身ステーキ等の生肉を入れるとガス、ゲップ等腐敗発酵を起こします。
そこで先人達が腐敗 防止のため又料理をおいしく食べるため薬味としての香辛料をうまく使う事を会得したのです。
例えばお寿司を食べるとき酢飯と魚の間にわさびを置きショウガでできたガリを食べ寿司を楽しむ。又刺身も同様に魚の下に紫蘇の葉を敷き防腐の目的で菊花を添えわさびやショウガをつけて食べる。
刺身のツマは飾りではないのです。

漢方は副作用などあるのでしょうか?教えてください。

漢方薬にも副作用はあります。
しかし、体に毒性が残留するという副作用ではなく1つ1つ薬草がその人の体質、症状に合わないといけないと言うことです。
例えば体が冷える症状にには体を温める薬草を使います、逆に体を冷やす薬草(漢方薬)を使うとますます体が冷えてしまうという副作用です。
それを防ぐには漢方は永い経験が必要ですから経験を積み漢方を熟知した先生に自分の体質症状を十分聞いていただいて漢方薬を服用されることをおすすめします。
漢方も両刃の剣ですので使い方が良ければクスリになりますし、使い方が悪いと体に悪い影響が起こります。